年末年始の配送について

2025/12/26 10:00

どうも、もりすんです。

気付けば、今年も年末を迎えました。
この時期になると、どうしても一度立ち止まって考えてしまいます。

「今年は、ちゃんと誠実に向き合えただろうか」
「やるべきことから、逃げていなかっただろうか」

JiTanは今年の秋冬で、
ようやく2シーズン目に入ったばかりのブランドです。

歴史も実績も、
まだまだこれから。

正直に言えば、
“安定”なんて言葉とはほど遠い状態です。

それでも、
こうして年末に文章を書けているのは、
確実に、支えていただけている人たちがいるからです。

今日は、JiTanが大切にしている
「好印象ファッションで、彩り豊かな心を」
という考えを軸に、

・応援してくださった皆さんへの感謝
・服づくりに関わってくれている人たちへの感謝
・そして、来年に向けて立てたい“旗”

これらを、
ひとつの文章として残したいと思います。

┗好印象ファッションとは、「自分を信じやすくなる服」

JiTanでは、
「好印象ファッション」という言葉を使っています。

これは、
誰かによく見せるための服、
無難にまとめるための服、
という意味ではありません。

僕が考える好印象ファッションは、
自分が安心して一歩踏み出せる服です。

・これなら浮かない
・これなら大丈夫
・これで行ってみよう

そう思える服があるだけで、
人は少し前向きになれます。

好印象とは、
他人からの評価のためだけではなく、
「自分を肯定しやすくする状態」だと考えています。

JiTanというブランド名に込めた意味の3つの内、
「自嘆(じたん)」にも関わることですね。

┗服が理由で、一歩引いてしまう人を何度も見てきた

これまで、
YouTubeや展示会、LINEを通じて、
たくさんの方々とお話をしてきました。

その中で、
何度も耳にした言葉があります。

「本当は行きたいんですけど、服が不安で…」
「何を着たらいいかわからなくて、やめました」

服が原因で、
やりたいことから
一歩引いてしまう。

それは、
すごくもったいないことだと思いました。

服は、
人生の主役である必要はありません。

でも、
人生を邪魔する存在には
なってほしくない。

それが、
僕が好印象ファッションを
発信し続けている理由です。


┗「彩り豊かな心」は、派手になることじゃない

JiTanが掲げている
「彩り豊かな心」

これは、
カラフルな服を着ることでも、
毎日楽しい出来事がある、という意味でもありません。

僕が思う
彩り豊かな心とは、

・人と会うハードルが下がる
・外に出るのが少し楽になる
・自分を責める時間が減る

そういう、
"心に余白"がある状態です。

服は、
心を直接変えることはできません。

でも、心の足かせを
そっと外すことはできます。

その小さな変化が、
生活を少しずつ
楽しい方向へ連れていくと信じています。

結果的に、
いまの自分自身より
何かが変わるきっかけになれば幸いです。

┗YouTubeで応援してくださった皆さんへ

YouTubeで、いつもコメントをくださる皆さん、
本当にありがとうございます。

正直に言うと、
動画づくりがしんどくなる瞬間もあります。

数字に振り回されそうになったり、
「これ、誰に向けて話してるんだろう」と
迷ったりすることもあります。

編集後に、「これは違うな...」と
お蔵入りになった動画もあります。

それでもコメント欄で、

「考え方に救われました」
「褒められて嬉しかった」
「服の話なのに、気持ちが楽になります」

そんな言葉を見るたびに、
「続けていてよかった」と思えました。

JiTanの服づくりと、
YouTubeで話していることは、
全部つながっています。

・動画編集者さんへ

YouTube動画の7~8割は、
編集者さんに依頼させていただいているのです。

続けられているのは、
編集者さんの存在があってこそ。

僕の拙い言葉や、
感情の揺れや、
長くなりがちな話を、

視聴者に届く形へ
丁寧に整えてくださっている。

テンポ、間、空気感。
どれも、一人では絶対に作れません。

特に僕はよく噛んじゃったり笑
吃音気味なところもあるので。

「このチャンネル、なんか見やすい」
「安心して見られる」

そう感じてもらえているとしたら、
それは編集者さんの腕です。

本当に、いつもありがとうございます。

┗展示会に足を運んでくださった皆さんへ

今年は、初の展示会にも挑戦しました。

洋服を見てもらうのが目的ではなく、
一番は、直接お話をしたかったから。

だから、
「おしゃべり展示会」と名付けました。

正直、かなり不安でした。

誰も来なかったらどうしよう。
期待外れだったらどうしよう。

でも、
実際にお会いして、
作品を手に取ってもらい、
言葉を交わせた時間は、

何にも代えがたい経験でした。

「派手じゃないのがいいですね」
「ウールってこんなに着心地がいいんですね」
「JiTanの服を着ておでかけしたら、おしゃれって言われました」

その言葉を直接聞けたことで、
JiTanの方向性に
確信を持つことができました。

┗JiTanの洋服は、一人では作れません

JiTanの洋服は、
僕一人の力では作れません。

国内の
職人さん、
生地屋さん、
パタンナーさんたち。

僕は企画やデザイン、
商品ページづくり、
そして発信はできるけど、

この方々がいなければ、
JiTanは存在しない。

・パタンナーさんへ

デザインは目に見えますが、
着たときの安心感は、
ほとんどがパターン制作で決まります。

・体型を誇張しない
・無理のないライン
・年齢を重ねても違和感が出ない

JiTanが大切にしている
この“静かなバランス”は、
パタンナーさんの感覚なしでは成立しません。

修正を繰り返し、
何度も悩ませてしまいました。

それでも一緒に向き合ってくださったこと、
心から感謝しています。

・職人さんたちへ

JiTanの洋服は、
日本で作られています。

効率だけを考えれば、
もっと簡単な選択肢もあります。

でも、縫製・仕上げ・検品。
そのすべてに、
人の手の感覚が残る服を作りたかった。

ミリ単位の調整、
生地の癖、
季節による違い。

それを一つひとつ見ながら、
「着る人」を想像して
作品へと仕上げてくださっています。

その積み重ねが、
今のJiTanを支えています。
ありがとうございます。

・ウール生地屋さんへ

JiTanの服づくりの出発点は、
ウール生地です。

触った瞬間の安心感、
着たときの温度、
時間が経ったあとの表情。

それらはすべて、
生地選びの時点で決まります。

無理なお願いや、
細かすぎる相談にも
真摯に向き合ってくださり、
本当にありがとうございます。

尾州ウールという素材の奥深さを、
一緒に伝えていけていることを
誇りに思っています。


┗セールをやらない理由

年末年始、
多くのブランドがセールをします。

それを否定するつもりはありません。

でもJiTanでは、
大きな割引はしていません。

理由は一つ。

この価格は、
関わってくれている人たちの時間と技術の重さ
だからです。

簡単に下げてしまうと、
その重みまで
軽くしてしまう気がする。

だから、
セールという形は取りません。

┗それでも、感謝は形にしたい

ただ、何もしないのも違う。

今年一年、
応援してくださった皆さんへの
感謝の気持ちとして、

1月4日まで使える
送料無料クーポンをご用意しました。

↓クーポンコードはこちら
2026cp

これは、
売るための施策ではありません。

「ありがとう」を、
そっと渡すためのもの。

┗来年、立てたい“旗”があります

2026年、
JiTanをもっと多くの人に知ってもらいたい。

その大きなきっかけの1つとして、
YouTubeチャンネル登録者10万人を
目標に掲げます。

これは、
数字を誇りたいからではありません。

数字だけで考えるならば、
ショート動画を作りまくって拡散しています。

でも、それじゃ"本当の想い"は伝わりにくい。
意味のある、10万人の輪をつくりたい。

だから、YouTubeは長尺のみで
考え方はもちろんのこと、
一歩を踏み出しやすい手段・方法を発信している。

JiTan・僕が考える「好印象ファッション」を、
必要としている人にちゃんと届けたいから。

一人では、
絶対に届きません。

でも、
応援してくれる皆さんと一緒なら、
目指せると本気で思っています。

┗一緒に、盛り上がりたい。熱狂したい。

JiTanは、
静かなブランドです。

でも、内側はちゃんと熱を持っています。

好印象ファッションをきっかけに、
一歩踏み出す人が増えること。

自己の制限を解放できる人が増えること。

「オシャレって、楽しい」
と思えること。

その輪が広がっていくこと。

その過程を、
皆さんと一緒に楽しみたいし、
盛り上げたい。

2026年は、
そんな一年にしたいと思っています。

┗最後に

洋服は、
人生を変える魔法ではありません。

でも、
人生を邪魔しない存在にはなれる。
変えるきっかけにはなれる。

JiTanは、
そんな作品を作り続けます。

これからも、
好印象ファッションで、
彩り豊かな心を。

本年も、本当にありがとうございました。




あ、、

先日撮影した日常のもりすん、こたつに入りながらでもゆっくりご覧ください。
2026新作の制作様子も見れますよ。